今年も暑い夏になりそうです。原稿を書いている時点の長期予報では8月の気温は平年より高いとなっています。加えて、そもそも平年が暑くなっているので、注意が必要な夏になりそうです。とはいえ、暑いと消費が盛り上がるのも事実。久しぶりに開催となる夏祭りなど楽しんでいただきたいと思います。
　さて、全国的な傾向ではありますが、この伯耆町でも人口減少・高齢化に伴って空き家問題が現実化してきており、なかには周辺に悪影響のある迷惑空き家も増えつつあります。せっかくの資産ですから、なるべく利活用が望ましいのですが、そうもいかないケースもあります。町行政としても撤去費に対する支援などを用意していますが、簡単にはケース解消には至りません。
　そんな中で今年は注目される動きがあります。一つは解体・再分譲。大きな敷地であったり、近隣の空き地などをまとめて整地し、区画を細分化して分譲するもので、既存のインフラの利活用も可能で人気を集めつつあります。もう一つは今年から溝口地区のまちなかで始める公共利用。町が空き家の寄付を受けて解体・整地し、イベント広場や積雪時の除雪用地として利用するものです。まだモデルケースを作ろうとしている段階ですが、空き家対策の一助となればと期待しているところです。