今回のコラムでは町の予算決算と議会について簡単に説明します。役場の年度は4月にスタートして翌年の３月に終了します。このため、３月に開催される議会に向けて１年間の予算案を作成して提出し承認を受けます。一部年度中途の追加もありますが、本町ではほぼすべてを当初予算に計上して審議を受ける形式です。
　一方、９月には前年度の決算をまとめて議会に提出し認定を受けます。一年間の成績評価を受けるようなもので、決算では財政状況がどのように変化しているのか等視点が多くあり、私としては大切にしているポイントです。これ以外に６月、１２月にも議会が開催され、事業の執行状況等について審議が行われ、次年度以降の予算編成等に反映されていきます。
　今回の９月議会では令和４年度の決算審査がありました。内容は町報等でごらんいただきたいと思いますが、事業の効率執行やこれまで取り組んできた行財政改革の成果として５億円余りの決算剰余金となりました。これを将来への備えとして一定額積み立てるほか、ガソリン価格の高騰に鑑み、町内全世帯にガソリン等の利用助成券を配布することになりました。配布時期は年末になりますから、タクシー利用も含め有効にご活用ください。